前作「THE WHITE STORY」にも収録された「Overture〜White Noise〜」。
朝靄の向こうから刻々と迫りくる「その日」を表現する為に再収録されたインスト曲。NADiAの父であり、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーのメンバー：Morris Pleasureによる儚いピアノの旋律。
それが静かに差し込んでくる「光」と始まる「The Day」を描き出している。

初めてメンバー全員での作詞を行ったHIP-HOPベースの楽曲。
祭囃子を彷彿とさせるリフレインで、全体に「和」の匂いを纏わせたシンプルなトラック。
NADiAとYUYAの挑発的な煽りから幕を開ける、彼らが描きたい「今」を著した作品となった。
「The Day」の始まりを担う、今作の軸となる新たなスタイルのナンバー。

NANA：THE SAVAGEは色々なジャンルの音楽をやってきましたが、これまた初のHIP-HOPに挑戦。
耳馴染みのある「和の音色」が入ることによって、日本ぽさが出ているのがとても好きです。
歌詞にもあるように"作る和と洋の君最強だし"でTHE SAVAGEの描く世界観を魅せられたらなって思ってます！

YUYA：今回のアルバムの収録曲の中で、唯一メンバー全員で作詞した挑戦曲です。
ぶっちゃけ、僕の中では1番好きな曲になりました。
「ここにこうリリックいれたらいいかな？」「こっちの方がで音のハマり良くない？」
なんて、初めてメンバー同士でたくさんの意見のぶつけあいました。
それを経て、団結力もかなり上がったのではないかなとも思ってます（笑）

2021年8月に脱退したメンバーに抱いていた言葉に出来ない想い、そして「THE SAVAGE」の覚悟を歌詞に込めた。
プロデューサー木下貴之が、彼らの楽曲を研究し尽くして作り上げたFUNKテイストの作品。
ギミックを詰め込んだ悲しみを振り払う歌詞と、軽快で爽快なアレンジの妙が「曇り空」の後に派手に拡がる「青空」を想起させる。


TOMOYA：声を録るときにいろいろ意識することが多かったし、とっても難しかったです。
スピード感とか言葉数とかめちゃくちゃ好みなんですが、こーゆー楽曲は初めてだったのでやっぱり苦戦しました。

NANA：いい意味で私たちっぽくない、キャッチーな曲。
サビは一度聴いたら耳から離れない自信があるので、沢山の人に沢山聴いてもらいたい。
「THE J-POP SOUND」なので、不意に聴いてくれた人も愛してもらえるのではないかと期待しています（笑）
ライブでは皆さんと一緒に「clap clap clap clap」 出来るのも想像してワクワクしています！

サウンドメイクを担当した「PART2STYLE」のMaLが、2000年代前半に世界を沸かせた「UK GARAGE」の派生ジャンル「SPEED GRAGE」で構築。
耳に溶け込むような透明なメロディと、郷愁感のあるトラックを産み出した。
甘さと苦さ、儚なさと強さ、アッパーとメロウ、夢と現・・・相反する二つの事柄で成立する歌詞世界。
TOMOYAが初めてRAPパートに挑戦するなど、意欲的な挑戦が目立つ作品となった。


NADiA：まず初めにトラックを初めて聴いた時に、涙が出そうになりました。
どこか切なさと強さをもった音達の"重なり”、それでいて繊細な顔も見せる。
魔法のような曲ができそうだと直感的に思っていました。

TOMOYA：実は「おやつ」という裏テーマで作りました。
NANAちゃんのメルティーな囁きボイスから始まる甘い甘い曲ですかね。
これも歌うときのリズムがやっぱり難しかったです。

「THE WHITE STORY＋」に収録された同楽曲が、アフリカンサウンドの「AFROBEATS（アフロビーツ）」で生まれ変わった。
オリジナルヴァージョンはディスコアレンジで仕上げているので、メンバー的には「ライブをどちらを演るか迷う」と語っている。
再レコーディングに伴い、オリジナルから若干の歌詞変更もなされている。


NANA：いつものラップとは違ってメロディが入っていたので実は苦戦苦戦苦戦のレコーディングでした。
いつもの「キャピキャピ」を出さないように歌うのが大変だったなーという記憶が残っています（笑）

NADiA：「アフロビーツ」として新しく生まれ変わったGold Round。さらに黄金に輝いて帰ってきたー！と思いました！！
かわいい曲の印象がありますが、実は歌詞に込められたメッセージがとても深い曲です。
前作のディスコアレンジとは、印象がガラリと変わって、聴いた人の心への響き方がまた違うと思います。
「音楽の旅」という一つのテーマとして活動してきた中で、改めて聴いてくださる方に届けたかった曲。
たくさんたくさん聴いて私達の音楽をお楽しみください！

3rd Single「Cobalt Half Moon」の正統続編とも言うべき作品。
「PART2STYLE」のNisi-Pが、奇抜さを増した「SYNTHWAVE」を駆って織りなしたサイバーパンクの世界。
彼ららしからぬ攻撃的な歌詞は「人生の勝負に挑む気概」という強いメッセージを孕んでいる。


YUYA：こちらはもう「Cobalt」の兄弟的な存在です！
手っ取り早くぶち上げソングです（笑）
６月の配信ライブでは一足早くお見せしましたが、完成版を早くライブで見せたいです！！
絶対にやばいです（笑）

TOMOYA：これは「夜」をテーマに制作しました。
「さいごのたたかい」って感じの勢いを感じられて良きです。フルスロットルって感じ。

1980年代のアメリカ合衆国発祥の「NEW JACK SWING」を彼らのカラーで表現すると「お洒落なサウンド」に仕上がる。
彼らにいつもYELLをくれる、STAR FMの人気番組『及川奈央とNewJack拓郎の未来進行形ラジオ「おめおじゃ！」』から生まれた楽曲。
喧騒の中で終えていく「激動の一日」という物語を締め括るイメージで制作された。


NADiA：「NEW JACK SWING」を日本語で2020年代に！？
と、最初は驚きましたが、だんだんテンションが上がってきました。
レコーディングも踊りながら歌ってしまうほど（笑）。
パフォーマンスしている瞬間をイメージしてのレコーディングとなりました。

YUYA：こちらはなんと僕ら初挑戦のジャンルです！！
こういうのは、個人的にも初めての試みでやってて楽しかったです。
THE王道の【NJS】に仕上がってまして・・・みんな ついつい踊りたくなるんじゃないかな？

デビュー曲「SunLight Yellow」が、天才・岸田勇気氏の手によって新たな世界を開いた。
ピアノ一本での演奏が、「その日」をテーマにした今作のラストを静かに彩る。
「そこにまた日が昇り出す」・・・白んでいく空の向こうに、また新たな「明日」が顔を出す。